学生インタビューでは、皆さんが日々を過ごす中で感じる楽しさ、持つこだわりや今までの経験から得た視点等を学生さんにフォーカスして発信します。新潟県内の学生皆さんが対象のインタビュー!☺
今回のテーマは「先輩たちはどのように大学生活を過ごしているか」。
新潟県立大学国際地域学部・新4年の三尾花澄(みお かすみ)さんにインタビューしました!
こちらの記事では、三尾さんが残り一年の大学生活でこれからしたいことについて詳しく伺いました!
三尾さんは、生産者さんの思いを伝えるため、出身地が同じで今は東京の大学生である友達(ひよりちゃん)と「【つくる】と【たべる】のつむぎやさん」という名で発信活動をしたいそうです!
全国の農家さんを取材したい!
生産者さんの思いを伝える「【つくる】と【たべる】のつむぎ屋さん」の発信活動は、note(様々な作品を投稿できるプラットフォーム)で拝見しました。
noteをメインに発信していくのですか?
はい、そうです。最終的にはZINEを作ることを目標にしています。
「ZINE(ジン)」は個人で作った本のこと。名前の由来は「Magazine(雑誌)」の“ZINE”が語源と言われています。
https://www.fumufumu89.com/zine/
ZINEには、一番伝えたい部分を集めて、noteにはZINEに書き切れなかった詳しい事を書こうと考えています。
農家さんの思いや農家さんがどんなことを大切にしているのかというのをまとめる予定です。
ZINEの制作ではどちらの生産者さんを主に取り上げるんですか?
全国の農家さんに取材をしたいと話しています。
2人(三尾さんと友達のひよりさん)とも長野県飯田市出身なので、初めは飯田市に限定して作成しようと話していました。
しかしその後、ひよりちゃんが「飯田市だけじゃなくて全国的にやりたい」と提案してくれました。
私は飯田市にこだわっていたけど、同時にひよりちゃんの希望も尊重したかったです。全国にいる知り合いの方に各県の農家さんに取材してもらって、全国の農家さんの想いをつなげられたらいいねと話しています。
全国の農家さん!すごいですね!
この活動をしようとなったきっかけはなんですか?
違う大学の友達に「みおちゃんと同じ出身でまちづくりに興味がある子がいるよ」とひよりちゃんを紹介してもらいました。
「えー!」って思って話を聞いたら、ひよりちゃんのお姉ちゃんが私と同級生で、一緒に帰ったり家を知ってたりするくらい近所の子でした。
そんなに近しい子が同じことに興味があることを知って、そこから連絡を取ってみたら、彼女の考えていることに「わ〜凄い共感!」となって、「せっかくの機会だから何か一緒にやりたいね」となりました。
すごく縁がありますね!
ひよりちゃんは東京で食を通じての場づくりをしている子でした。
「その活動をさらに広げていきたい」、「人の思いを記事にして書いてみたい」と彼女はずっと言ってました。
ある日、ひよりちゃんが「三尾さんと何かやりたいです」と再度連絡をしてくれました。私も人の話を聞くのが好きだったんですね。
ひよりちゃんは自分のしたいことにまっすぐで、「この子すごいなぁ、応援したいなぁ」という気持ちがその時すごく湧いたので、「じゃあやってみよう!」となって始まりました。
“農家”という職業をひとつの選択肢に!
どういう思いを持ってこれから発信しますか?読者の方にどうなってほしいですか?
農家さんの生き方を1つの生き方として感じてくれたらいいなと思います。
ひよりちゃんは食を通じて、「食材の背景にある生産者さんの思いを知って欲しい」という思いがあります。
私はそのような思いに加えて、「農家って稼げない、大変だ」と思われているけど、はたらくことはお金を生み出すことじゃなくて、暮らしを作るもので、もっと「やりたい」という気持ちや夢を大事にして、それを中心にしてもいいんじゃないという思いを込めています。
農家として働いている人もいて、色んな生き方があるよという事が伝わって、読んでくださった方のこれからの生き方の参考になったらいいなと思います。
なるほど!
あと、私は地域の雰囲気や人が好きなんです。「こういうことをしている人がいるから地域に住むのもありなんじゃない」、「こういう素敵な人がいるよ」ということを発信したいです。
「(生産者の方だけではなくて)その地域のことをもっと知ってほしい」という気持ちもあります。
素敵です!同じ活動をしていても、その活動に対する気持ちはそれぞれだし、だからいろんなアイデアが出てきて楽しいですよね!
形にしていくのが楽しみですね!
どんどん突き進む友達とZINE制作
具体的にいつまでZINEを作る予定ですか?
来年(2022年)の1月と決まりました!
そうなんですね!
先日ひよりちゃんと喋った時に、「私は本を作りたい」と言われて「おおお」と圧倒されて(笑)
それだけで終わるんじゃなくて、「本だけじゃなくて何かサービスやイベントをしたい」と言っています。「ひよりちゃん、すんごいな」と思っています(笑)
1つやりたいことがあったらそこからどんどんどんどん加速してどんどんどんどん突き進める子なんです。その話をした次の日に、これからの予定を共有してもらいました。
その予定だと来年の1月にZINEが完成している予定になってます。
楽しみですね!!頑張ってください!
最後に、残りの大学生活で何かしたいことありますか?
今オンラインスクールに通ったり、興味がある人とお話をさせてもらったりしています。
残りの大学生活は、インターンなどを通じて自分と向き合いながら、これからどう生きていきたいのかを探求していきたいと思っています。
そうなんですね!応援しています!
インタビューは以上になります。ありがとうございました😄
ありがとうございました!
おまけ~三尾さん loves 五平餅~
みなさん、「五平餅」ってご存じですか?
三尾さんは五平餅ラバーということで、ふるさとワーキングホリデーの様子とともに、五平餅を紹介していただきました!
五平餅は、ご飯の粒が残るくらいに半つきしたご飯にたれをつけて焼いた郷土料理です。
地域によってタレ、ご飯の形が異なるため、それぞれの地域の違いを楽しむことができる、奥が深〜い料理!
三尾さん曰く、五平餅探求人としてはまだまだなので、さらにいろんな五平餅を食べていきたいそう!
筆者は、弥彦神社を訪問した際に食べることができました!みなさんも是非食べてみてくださいね😋
※記載の大学名・学部学年は取材時点のものです。
前編の記事では、三尾さんの内面に変化を与えるきっかけとなった大学外部の活動についてお伺いしました!
人と接することがあまり得意ではない(なかった)人、
自分のコンプレックスのために自分をあまり好きになれない人、
学校の外部で新しいことを始めようか悩んでいる人に特にぜひ読んでほしいです!
編集後記
この記事のサムネイルにも使わせていただきましたが、「“農家”という生き方を知ってもらいたい」という思いがとても素敵だと思いました。
“発信する”ということは、その大きさや形に関わらず、私自身とても大切なことだと思っているので、すごく応援したい気持ちになりました!
そして、前編で触れた三尾さんの内面を大きく変えた出会いがとても印象的でした。
自分で考えるだけはわからないことが他人と話すことで分かるときがあると思うので、人との出会いを大切にしていきたいと思いました!