開志専門職大学新3年 古津瑛陸さん|食品ロス解消アプリ「FOOZ」【前編】

今回インタビューをしたのは、開志専門職大学新3年生の古津瑛陸(ふるつ えりく)さんです!

古津さんは、2022年2月に食品ロス解消アプリ「FOOZ(フーズ)」という事業を立ち上げました!インタビューでは、アプリの内容をはじめ事業に込める思い、古津さん自身のことも深ぼっていますよ!

大学進学を機に新潟県へ。場所を問わずアクティブに動き続ける古津さんは、どうすれば一歩踏み出せると考えているのでしょうか👀

これから取り組む事業

まず、今までやってきた取り組みを聞かせてください。

小学1年生の頃から高校3年生まで野球を続けてきました。大学に入り、野球をやろうか考えたときに、僕は肘を2回けがをして、手術をしている関係上、続けるのが厳しい状況だと判断しました。そして、進路を考えていく中で、起業家育成について学べる学部を選びました。

ここ2年間で、いままで長期インターンは4つほど経験しています。設立して間もないベンチャー企業もありますし、そこそこの中堅企業さんでもしてきました。幅広く学んできた中で、実際自分でも起業していきたいと思い、対外的なビジネスコンテストや学内のコンテストを経て、実際に起業準備をしてきている状況です。

また、起業サークルを立ち上げて34名の中で代表をしています。早稲田大学の起業サークルに入会して活動もしています。

ありがとうございます。野球と関連してですが、他のインタビュー記事を拝見しました。
その中で、ビジネスを通して、「ケガで困っている人を救いたい」と書いていました。これと、今立ち上げようとしている事業とは関連がありますか?

今は関連ないです。理由は、医療系にテクノロジーで解決することを考えたときに、規模感の大きいものになっていて。今の自分の年齢でどんどんやっていける業界ではないからです。また、コロナ禍で部活動とかもできなかったり、学校に聞きこみをしに行こうとしても、なかなかできなかったりする現状であることが理由としてあります。

将来的に1つの目標として作り上げたいものではあるのですが、現在立ち上げている事業は他の部分からアプローチをしていこうと考えていました。

開始専門職大学のビジネスコンテスト表彰式の様子

今、立ち上げた事業の内容を聞かせてください。

食品ロスに課題感を持った事業です。クーポンとしてアプリ上で発行して、周りの消費者に通知するサービスをしたいです。

今までだったら、お店に行かなければわからなかった割引情報や廃棄情報を、外で普通に歩いているときにアプリ上で「もう捨てちゃうので安くするよ」という内容のクーポンが発行されているのを知ることができて、実際に足を運んでもらうというようなリアルタイムクーポンアプリのリリースを考えています。

SDGsが叫ばれている世の中ですごいフィットするんじゃないかなと個人的には思います。

事業のロゴ

事業にしようと思ったきっかけ

フードロスに着眼したきっかけは何だったのですか?

2点あります。1点目が、チームが4人いるんですけど、最初に出ようとしたIBMさんのコンテストで、「グローバルチャレンジ」という世界大会のようなものがありました。コンテストの広告が、SDGsの12の課題で「“つくる責任”“つかう責任”」というものから、「システムを使ってソリューションを起こしなさい」という課題だったので、そこでまず食品ロスというのに目を向けました。

だからもともとめちゃくちゃ課題感があったかといったら違うけど、そうではないです。コンテストの形にフィットさせるためにやっていたら「こんなにやばいんだ」というように課題感を持ちました。

もう1つは、僕のひいおばあちゃんがリンゴ農家で、めちゃくちゃ産業廃棄物みたいな、食べられるのに捨ててしまう現状を知っていました。農家さんの規格外品とか廃棄品を助けられないかな、というのが糸口に始まりました。

まずビジネスコンテストの条件にフィットさせることが1つと、あとはリンゴ農家であるご自身のひいおばあさんを見て、産業廃棄物として食べられる食品が捨てられているということを知ったという2つがきっかけなんですね。

普通に街を歩いていて、このお店はこのクーポンがありますということがわかる未来がやってくると考えると、簡単に持続可能な社会に貢献できるところに個人的に惹かれました。

「エコだから」「SDGsだから」というような取り組みをなさっている方は大勢いると思うんですけど、僕はそこまで意識が高くないので、正しいと思わない部分も少しあって。

SDGsというような、サスティナブルアクションと言われるような行動が、社会的な構造の中で何かをトリガ―にして、勝手に行われていることが結果的にエコだよね、というのが究極的だと思っています。

「お店が困っているから行ってあげてください」というよりかは、消費者にとっては安く、新しいお店との出会いが創出できるかもしれない。お店にとっては、安く提供することで新しいお客さんに出会えることができるかもしれない。お互いにとってのメリットをカバーして結果として食品ロスが減って、SDGsにいいんじゃない?というような形を実現できればいいかなと思っています。

結果としてSDGsのアクションができるよねという状態がいいっていう感じですか?

SDGs自体の取り組みもとてもいいと思うんですけど、それを強要したり、ビジネスのマーケティングの手段になってたりすると、本筋とはずれているのがあるのかなと。

今後はSDGsを当たり前にやるべきもので、企業としてそこまで主張しなければならないものではなくなると僕は感じています。「SDGsだからみんな使ってね」というのは筋とずれているので、結果としてこういう(SDGsの取り組みに繋がるような)素敵なことになるんですよという糸口でアプリを使ってもらえたら嬉しいです。

事業に込める思い

今から立ち上げようとしている事業に込める思いがあればお聞かせください。

若い世代がそういったものに取り組む姿勢というのは、何か大切な部分があるのではないかと感じています。定量的に「何百kgの食品ロスが減りました」ということを達成するというのも大事なんですが、僕達がそういう取り組みをしていくことで、何かインスピレーションを受ける方々が増えていったらいいなと感じています。

食品ロスといった、エコな取り組みに若い世代の方が割と関心があるみたいです。私たち世代が中心になって、変えていく、声をあげていくというのは、大切なのかなと感じています。

事業という形で声をあげることによって、周りの若者にも影響を波及させたいという思いが込められていることが伝わってきました。

古津さんにとって事業を立ち上げるということは、今まで継続してきた野球から、かなり新しいことを始めたと思います。新しいことを始める時にどのようなことを考えて、もしくはどのような思いを持って始めているか聞きたいです!

僕はもともと新しいことをするのが好きだったという背景があります。他の人とは変わったことに何か取り組んでみたいなと思ったり、ある種の自己顕示欲みたいなものがあったりします。

高校野球時代から、もっと効率的に練習していけないかなと考えていた部分もあったので、特段新しいことをやることにハードルはあまり感じなくて。逆に、やったもん勝ちだなというマインドはありました。

社会人でこれでご飯を食べていかなければならないとなると、全然ハードルが変わってくると思いますが、学生の内に事業を立ち上げることに対して、マイナスな部分はまったくないんですよ。新しいことをやることによって、マイナスを被ることは1個もないので、ポジティブに捉えてやっています。

現在抱いている、将来の自分

聞きたいことが渋滞しているんですけど・・(笑)
これから学生であり社長というポジションにも就くと思うんですけど、現在抱いている野望や展望はありますか?

僕の中で、将来的に起業家として生きていくために何をすべきかというのを考えていて。僕が本気で何かに取り組んでやっていくわけですけど、僕の最終的な目標としては、30代で大きな事業を立ち上げて、自分自身が起業家として生きていくことを考えています。

30歳で起業するとしたらそれまでの残り10年間を、学生起業家、そして2年後の就職をせずに起業家として生きていくのが10年後の起業家としての成功に繋がるのか、それとも、ここで起業して、2年後は就職して、そこで勉強をして30歳で起業家するのか。どちらの方が成功確率、人望、自分のスキル含めてより良いものになるのか、模索しているところです。
将来的な展望は、そこまで具体的なものではないかもしれませんが…。

渡辺さん(インタビュアー)が最初の方で挙げてくれた、プラスワイズさんとの記事の話があったのですが、自分自身のルーツである、スポーツ障害に対するソリューションみたいなところは絶対に成し遂げたいなと思っています。
また、小さな目標もたくさんあって、しっかりと達成できるような生き方をしたいなと思っています。

何かを始めようと思っている学生にメッセージ!

アイルには、何かを始めようとしている方の背中をおしたいという理念がありまして、今何かをはじめようとか思っている周りの学生や中高生や大学生に向けて何かメッセージをいただきたいなと思います。

とにかくやってしまえばいいと思います。人と違うことをとにかくやってみることが大事。新潟県内だと特に、実際にやってみることがかなり評価される風潮です。なかなかそのような人がいないので、やり始めることが大きな差別化になったりします。

ぜひ大人の方々を頼りながら、自分のやりたいことに向かってやっていくことに尽きます。僕がそれを言われてたとしても、やれるか分かないんですけど、とにかく一歩目を踏み出してみることが大事かなと思います。

本日のインタビューは終了です。ありがとうございました!

※記載の大学・学部学年は取材時点のものです。


編集後記

今回は自分にとって初めてのインタビューとなりました。最も印象に残ったことは「やり始めることが大きな差別化につながる」という古津さんのお話です。1人1人が簡単に情報を手に入れることが可能になった今、やはり行動できる人は得られるものが多いということを感じました。自分の「やりたい!」に向かって始める、やってしまう。この一連のアクションが自分自身を大きく成長させてくれるのではないでしょうか。

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