開志専門職大学新3年 古津瑛陸さん|動き出したい学生にとっての新潟の魅力は?

今回インタビューをしたのは、開志専門職大学新3年生の古津瑛陸(ふるつ えりく)さんです!

古津さんは、2022年2月に食品ロス解消アプリ「FOOZ(フーズ)」という事業で起業しました!後編の今回は、古津さん自身について深ぼっています!

起業家とはまた違う一面を知るなかでも、読者の皆さんの日常生活にも活かせる考えを伺うことができました✨


「起業家として生きる」という将来の野望を教えてくれた古津さん。こちらの目標とは、また別に小さな目標も!どのような目標なのでしょうか👀

小さな目標とは?

小さな目標はどのようなものがありますか?

話が変わっちゃうところもあるかもしれませんが、「会社をまずは立ち上げよう」「売り上げを出そう」。あと、僕は新設大学(開志専門職大学)に通っているけど、開志専門職大学の存在や学びを母校で講演したいなと思っています。高校回りを僕がコンタクトをとってやっていきたいなと思っています。

立ち上げた起業サークルの説明会

母校というと、古津さんは長野県出身ですか?

そうです、長野県です。

長野県の高校生に、自分の経験だったり考えだったりを広めていく活動にも興味がある感じですか?

成し遂げたいところにつながりますが、2つ大きなことがありまして、1つがスポーツ障害に対するソリューションを作り上げるということ。

もう1個が、僕は最終的に地元に戻って起業支援をしたいという思いがあって。野望はもしかしたらそこかなと今ぱっと思いました。僕が高校生の時に起業したいと言ったときに、高校の先生は誰も方法を知らなくてアドバイスをいただけませんでした。当時は学生起業という言葉もそこまで広まったものじゃなかったので、教えてくれる人がいなかった。

だから僕が地元に帰って、実際にめっちゃいいと思っている新潟のスタートアップエコシステムを長野県版にアレンジをして、作り上げたいなという風に思います。

起業家のたまごみたいなものが出てくるかもしれない時に、支援したいという野望も1つあるということですね。

新潟の良いと思うところは?

いま新潟で過ごされていると思いますが、新潟のここがいいな、良かったなと思う部分があれば教えてください。

新潟の良さとすれば、新潟の中でだいたい完結できるところですかね。地域資源がそろっているので。何となく独立国でも行ける感じもあるじゃないですか・・・。

独立国!?

新潟は「揃っているな」という感じがします。海鮮を食べようと思えば食べられるし、ちょっと山菜を食べよっかと思えば食べられる・・みたいな感じで、何となく大体そろっているところがいいかなって思います。何となく全部あるっていうのも新潟の良さかなって思っています。

自分は新潟出身で、ずっと新潟にいるんですよ。

そうなんですね。何となく新潟には全部ありませんか?

いや・・・そういうふうに感じたことはなかったので、県外からいらしている方に聞いてみようと思って。確かにそのような印象を抱く人もいるんですね…。

美味しいものがなんでもあるということに加えて、人の横のつながりが結構厚いなと思います。長野県もけっこう温かい環境を作れる場所ではあるんですけど、新潟も劣らず、いいなと思います。(新潟は)もっと横のつながりが大きくて、県民同士を助け合ったりとか、関わり合えたり。

また、「次世代の投資」という面で、若い人に対してのトピックスの共有だったり、ヒントをくれたりとか、積極的にやってくださっているというのが、かなり印象に強いですね。

このアイルというメディアはアット新潟とも連携をしているんですけど、それはもうウェブコミュニティではあるので、社会人と学生といったつながりという面では自分も共感できる部分がありました。

落ち込んだときの復活方法

マインド的な部分を聞くのですが、起業家であるとか、新しいことを始める時に、思考錯誤したりすると思うのですが、失敗した時に、どういう思いで再起しようとしますか?自分なりの復活方法みたいなものがあれば聞きたいです。

そうですね・・・僕はあまり仲間とか、他の人たちに対して、失敗してどうしようって困ったり、失敗した後に落ち込んだりしないやつだと思われているんですけど、意外と気にしているところもあるタイプです。

失敗した時の再起方法は、仲間とか家族とかに触れあっていくと忘れるんですよね(笑)。結構忘れるんですよね。なにかうまくいかなかった時に、ちょっと友達と話したりとか、家族と話したりとか、経営者の人と話したりとかすると、もう忘れるっていう感じですね。

人とコミュニケーションをとったり、人と時間を共有することによって、忘れるというか、薄めていくというか。

あとは、失敗した時に落ち込むというか、自分にイライラするので、自分が変われば何とかなる話です。一番怖いのは、人のせいにする失敗だと思います。僕は最終的には自分でなんでも決めようとしているんですけど、最終的に人に頼ったりする場合って、あいつのせいにすることができる、逃げ道が作れちゃう。

そうするのではなくて、「すべて自己責任だ」というところに落とし込むと、なにか失敗した時に、自分がどう変わっていくかという道筋立てれば、心が楽になるというか。人のせいにしていたら人を変えないとスッキリできないと思います。自分が次にどういうルートで再起しようと考えることが復活への道かなと思います。

自分は人のせいに、どうしてもまだするなと思いました。個人的に刺さりました。

継続が苦手…!?

オフの日は何をしていますか?

ほぼオフの日は無いんですけど・・。オフの日であれば、本を読むことが多い。高校野球時代も本を読んでいて、教養チックな本も読みますが、僕はミステリーが好きなので、ミステリー本を読んだり。あとは温泉も好きなので、温泉にも行きます。

自分は本を読もう読もうと思っていても、なかなか読めなくて目標の冊数に達しなかったということが去年あったので、今年は本を読もうかなと思っているんですけど・・。古津さんは、本を読む方だと思いますか?

大学1年生に上がるときに、1年間に100冊以上読むといって、達成はできました。まあ、最初は無理やりですよね(笑)。本を読みたくないという気持ちも分かるんですよね。本を読むというのは重要だと思うんですけど、本を読むハードルが高かったり、長続きしない人の気持ちもすごいわかります。

でもとにかく無理やり開くというのと、本当に面白い本だと、意外と読み入っちゃうので、本当に面白い本と出会うとか。あとは、人がいるところで読むというのも、結構有効的だと思います。みんなが勉強しているところで本を開いたりすると、すらすら頭に入ってきたりすると思います。

先ほど出た、「継続」というキーワードを元にお聞きするのですが、率直に、何かを継続するときにを付けていることやを意識していることがあれば教えてください。

僕は継続するのがめっちゃ下手で(笑)。テスト勉強も3日前に詰め込んじゃうタイプなので、100%のパワーをずっと続けるっていう感じです。もし100のタスクがあるとしたら、今日は50-50で終わるんじゃなくて、今日できるところまでグワーッて進めて、それが80だったら次は20になるし、100だったら終わりだよね、みたいな。

ほぼ計画性がなくて…。逆に、継続ってどうやってすんのかなって思っているんですけど、とにかく全部100のパワーでやり切っちゃうところが、結果として継続に繋がっているのかなと思っています。

古津さんが、継続は下手ということは絶対ないと思うんですけど…。全力を出し切るというマインドがあるのかなと感じました。

周りの先輩や起業家の方も、継続というか、こつこつやるのがめっちゃ苦手な人が多くて。テストとか宿題も、最後に貯めるタイプが8割~9割な気がします。

自分の中で、起業家さんたちのイメージが変わってきています。

何かを始めようと思っている学生にメッセージ!

アイルには、何かを始めようとしている方の背中をおしたいという理念がありまして、今何かをはじめようとか思っている周りの学生や中高生や大学生に向けて何かメッセージをいただきたいなと思います。

とにかくやってしまえばいいと思います。人と違うことをとにかくやってみることが大事。新潟県内だと特に、実際にやってみることがかなり評価される風潮です。なかなかそのような人がいないので、やり始めることが大きな差別化になったりします。

ぜひ大人の方々を頼りながら、自分のやりたいことに向かってやっていくことに尽きます。僕がそれを言われてたとしても、やれるか分かないんですけど、とにかく一歩目を踏み出してみることが大事かなと思います。

本日のインタビューは終了です。ありがとうございました!

※記載の大学・学部学年は取材時点のものです。


編集後記

今回は自分にとって初めてのインタビューとなりました。最も印象に残ったことは「やり始めることが大きな差別化につながる」という古津さんのお話です。1人1人が簡単に情報を手に入れることが可能になった今、やはり行動できる人は得られるものが多いということを感じました。自分の「やりたい!」に向かって始める、やってしまう。この一連のアクションが自分自身を大きく成長させてくれるのではないでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました