崖っぷち人生を選択してきたら|Jeli Cafe 古内実和子さん

いつも記事を読んでくださりありがとうございます😊
今回は社会人インタビューとなります✨

生き生きと働いている新潟の社会人を取材することで、新潟県の学生に新潟県の可能性に気づいてもらいたい!
そんな思いが社会人インタビューに込められています📌

学生視点での新潟に留まらず、社会人視点からの新潟も知る
そして、今まで気づかなかった新潟を発見していきましょう💡

筆者は、新潟市のかき氷を調べている時に、オーナーがインテリアデザイナーのカフェがあることを知りました!
よく学生のInstagramに登場するこちらのカフェ、料理の美味しさももちろんですが、とても素敵な空間も大きな魅力となっています!

最初は違う仕事をするつもりだけど「将来カフェを開きたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
インテリアデザイナーのオーナーと美容師の奥様が経営されているこちらのカフェの魅力、お二人の考え方に迫りました!
前半は美容師をしながらカフェを運営されている実和子さんにお話をお聞きしました!


始めに自己紹介をお願いします!

古内実和子です。chain crew’s hair(チェーンクルーズヘアー)で美容師をしながらJeliCafeの運営をしています!カフェではメニューの開発も行っています。

Jeli Cafeのホームページはこちら

2階に美容室chain crew’s hair 、1階にJeli Cafeがあります。

カフェができたきっかけは美容室!?

美容師をされているんですね。
いつかカフェを開きたいと思っている人は世の中にたくさんいると思うのですが、古内さんご夫妻が実際に実行に移されたのはどのような経緯があったのでしょうか。

「私の美容室のお客様が髪の毛のセットを終えてちょっとお茶していく、そんな空間が欲しいな」と思って始めたのがきっかけです。だからこんなにお客様が来てくれているという現状にびっくりしています!

美容室が出来てからカフェが出来たということですか?

そうです!美容室は11年前からあって、このジェリカフェは約5年かな。

最初は、2時間ぐらいある映画を流して美容室終わりに見ていられるような、気持ち安らぐ空間を作りたかったんですよね。今は回転が早いけど、(もともと)Jeli Cafeをそういう気持ちで作ったわけではなかった。だから、逆に今の状況に驚いています。

すごく繁盛されているなと思うのですが、どのような点がこのお店の状態を生み出していると思いますか。

一言で言えるのは、うちの主人が行った店作りです。新潟ではこういうお店はないと思うな。

Jeli Cafeの店内の様子です!

自分の感覚を大切に

店作りについては、後半で義明さんに詳しくお聞きしたいと思います!

実和子さんがこの日本海の近くに美容室を建てようと思われたのはどうしてですか?

自宅の隣だったからかな。

そうなんですね!

そうそう土地があったから立てたんです!計画性じゃなくて。

私たちは計画性じゃなくて感覚で生きている感じがします。だから手探りだし、1歩進んで2歩下がることも、結果前進したかなと思う時もある。
いろんな感情がありながらの生き方が私は好き。計算じゃなくて手探りの方が生きている感覚がします。

「古内さんはなんでそんなにやりたいことがポンポンと浮かぶの?」って言われるけど、お客さんと喋っていると盛り上がっちゃって、やってみようかってなって、やってみたいんだよね、ってなっていいじゃんって。

やりたいことと、時間・お金の使い方

やってみたいで終わらずにそこから実行に移されるのがすごいですね!

やりたいことを実現するために働いています。やりたいことをするには現実問題お金がないとやっていけないから、一生懸命働きます。

お金はみんなそれぞれに、旅行や服や食べるものとかいろんな使い方があるけど、どれが良い悪いと思っているわけではなくて。

私たち夫婦は店作りが好きだから店作りのためにお金を使いたい。建物は何千万の世界だからすごい金額は大きいけど、それに使いたいわけだから私は満足しています。

なるほど、、!
やりがいとか自分のしたいことを実現するために仕事をされているんですね。

そうですね。1日24時間だから、その24時間をさてどう使うっていうのも人それぞれだから。寝て過ごしますという人もいれば、一生懸命働きますという人もいれば。

私たちは馬車馬みたいに働いているかもしれないけど、それは結局自分で選んだ道だから誰のせいにもできないですし
動ける範囲とことんやってみようっていう感じです!

Jeli Cafeの入り口です!

自分の選択に責任を持つこと

メニュー作りは実和子さんがされているんですか?

そうです!物語を意識して作っています。
例えば、9月はホタテとレモンのクリームパスタ。それも普通に作らないで、くすみ系の茶色でだんだん秋になるのを表して、レモンだったらまだちょっと夏を感じられるかなとか。

お皿の中で一つの物語を作ってきました。「どんな味なんだろう」って一皿でワクワクしてもらいたいし、それがメニューを作るときの私の頭の中です。面白いですよ!イメージだから。

今の話を聞いて、感覚とかイメージとかワクワクとかをすごく大切にされているんだなと感じました!

そうですね!ワクワクしないとさ、楽しくないですよね。後は“一生感動”とも思います。いろんな意味で。
淡々と生きるのは、私は生きてるって感覚がしないんですよね。だから私は“安定した幸せ”っていうより、崖っぷち人生の方が良いのかもしれないです。

崖っぷち人生を選択できる人は世の中には少ないのかなと思います。怖いなと思って。

思いますよね。でも思うけど、崖に落ちないように工夫していくんです。
「安定して平和でいられたら一番いいよね」とも思うけど、あえて大変な方に行っちゃう自分がいるんですよね。でも大変は自分で選んだんだから責任を持とうとかさ。

とても心に刺さりました。どんな生き方をしてもいいけど、自分の人生には自分で責任を持たなきゃなと。

メニュー作りと感覚

台湾風かき氷チャーミーのこだわりを教えて頂きたいです!

まず、チャーミーをメニューにした理由は、カフェを始めるもっと前に夏フェス音髭に行ったのがきっかけです。その時チャーミーに出会って、初めての味で感動したんです。
今までの話と通じると思うけど、私は感動するような”記憶に残るもの”をメニューにしているんです!記憶に残っていたから、チャーミーを出そうってなりました。

ご自身の感性感覚を非常に大切にされているんですね。

結局自分の感覚を信じますね。人の意見で動くと人のせいにする自分がいるから、自分が決めたことで進めていきたいし、形にしていきたい。

あと、「年齢はあまり重要視しないです」というのは、私は無い気がします。「年齢によってうまく当てはまるところってあるな」と感じますし。“若い”って、よく言う財産って感じでまだ踏ん張りが効くから、いろいろ失敗した方がいいですよ

失敗ですか??

失敗というかチャレンジですね!
間違ったと思ったらもう一回やればいい。そういう部分で若さも財産の1つだなと思います!

確かに、いつかできると思っていたけど結局できずじまいのことや、もう興味なくなってしまったことが既にあります、、。

台湾風かき氷チャーミーです!美味しそう、、😋

学生よ、経験を!

最後に、新潟の学生を後押しするようなメッセージをお願いします!

いろいろ経験をして、自分の経験が人生になるようにしたほうがいいです!楽をせず。楽にいこうと思えばどんなにでも楽にいけますしね。

私は子どもに「“師”がつく仕事になってほしい」と言っています。“師”って自分を出せる仕事なんです。
誰にでもできる仕事じゃなくて、自分が今までの人生で形成されてきた性格を出せるような仕事に付ければ、楽しい人生になるのではないでしょうか。

自分の想像性とかを出せる仕事ってことでしょうか?

そうです!そうです!そうすれば時間も問わず「一生懸命やろう」って思えます。

自分の感覚に素直に仕事や、やりたいことを選ばれてきたからこそ、自分が本当に好きなことで、今生計が立てられているのだなと思いました!

そうですね、トータルして「経験しましょう」というのがメッセージですね。新潟もいっぱい経験できるんじゃないかな。
でもちょっと遊ぶところが少ないから、つまんない時もあるかもしれないですね。

そうなんですよね、ちょっと思ったりします。遊ぶ場に関してどう思われますか?

だからうちは遊ぶ場所というか、心がルンルンするお店を作っていきたいという感じかな。新潟のここでワクワクできる、そんな空間を私たちの手でつくることが出来れば、みんなが喜んでくれる様子を見れればと思っています!

そうなんですね!一緒に新潟を盛り上げていきたいです。
本日は貴重なお話をありがとうございました!

編集後記

前編では古内実和子さんにお話をお聞きしました!自分の感覚を信じて、“自分の人生に責任を持つという強い意志を感じました。私自身どのような選択をするにしても、自分の選択に責任を持とうと思いました。
また、実和子さんが様々な経験を経て現在Jeli Cafeを運営されていることを知り、私自身就職活動を経た進路がその後の人生の全てではないなと、これからまた新しく人生が始まるんだなと感じました。

後編は古内義明さんインテリアデザイナーになったきっかけお店作りについてお聞きします!後編もお楽しみに!

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