夢中になれるものとの出会いは偶然に　新潟大学大学院1年宇塚大地さん

新潟大学院1年の宇塚大地です。今は自然科学研究科というところで数学を勉強しています。

僕は、仮面ライダーが大好きです！

そうですね。僕は初期から全部見ています！

1000話は絶対超えてますね。
10年以上前に1000話は超えてしまっているので、相当長いです。

1番好きなのは、僕が幼稚園児くらいの時にハマった仮面ライダーファイズです。結局それが一番好きかもしれないですね。

そうです。たまたまテレビで放送されているのを見たのが始まりです。

みんなは幼稚園・小学生くらいでブームが終わると思うのですが、僕の場合はそこで終わらずずっと好きだったんです。かっこいい要素がハマったきっかけだったと思います。

そうなんです。レンジャー系でハマったものもあるのですが、レンジャーは人数が多かったり、番組の後半がロボット戦になってしまいがちなんですよ。

それよりは等身大の仮面ライダーの方が好きだったんですよ。

もちろん普通にテレビ番組を見ていますし、あとは仮面ライダーって結構グッズ展開も多かったり、あと安定して映画公開もしたりしてくれるので、映画を見に行くとか…。

今は行くことが難しいですが、東京で開催されているイベントに行ったりもします。あと大人用のグッズも販売されたりするので…。

最近は大人サイズ版変身ベルトみたいな、俳優さんが使っていたようなサイズで販売されていて、それを買ったりとか。

そうですね。 全部はさすがに買えないのですが…本当に高いものだと1つのライダーのセットを揃えるだけで8万円くらいしてしまうので…

さすがにそれを全部コンプリートする訳にはいかないので…

だから（楽しみ方としては）見るっていうことと、グッズで楽しむっていうのがありますね。

そうですね。1年間見ているとファンになってしまいますね。
最初は誰とかあまり気にせず、「この人初めてなのに上手いなぁ」ぐらいにしか思わないですが、1年間見た後ほかのドラマや映画で見ると「仮面ライダーの人だ！」って思いますね。

他の仮面ライダーオタクの人も共感してくれると思うのですが、「あの仮面ライダーに出てくれてた人だな」って応援したくなります。

竹内涼真や福士蒼汰、吉沢亮とか結構有名な人達が多いんですよね。菅田将暉とか佐藤健とか。世間で話題になる度に「僕らはもっと早くから知ってたけどね」っていう優越感は少しあります（笑）

友達にも普通に好きだよって人はいるし、あとはSNSで好き同士話したりっていうことがあります。

1作品だけだといたりしますね。
1年スパンで作品の中身やタイトルが変わってしまうから、「あの作品がめちゃくちゃ好きだった！」みたいな人は結構いますね。だから、そこ単体だとすごく話が合ったりしますね。

そうですね。基本的に話は合わせられると思います。

敵も結構おもしろいんですよ！子供向け番組というイメージを持たれがちですが、意外と敵側の設定もしっかり考えられているんです！

僕が幼稚園の頃に見ていたものは、昔「倒し方がテレビ的にダメなのでは？」というクレームがPTAから来たらしく、現実ではできない倒し方になった結果、めちゃくちゃ怖い表現になったんですよ。
例えば、指から触手出てきて口に入って臓器燃やすみたいな（笑）

僕はそれを幼稚園の頃に見て、本当に外に出れなくなったりして（笑）

敵側の設定に関しても、同情出来る要素があったり、（敵が）実質2人目の主人公扱いだったりと、敵がメインのシリーズもあったりしますね。最近の方がその傾向が強いかもしれないですね。

そうですね。当時は雰囲気で楽しんでたけど、改めて見るとこんなに考えられてたんだっていうことはありますね。

そうですね（笑）
あと、ライダーの方も色んなライダーがいて、中にはクズみたいなやつが混じっていたりとか、本当に色々います。

1年ごとにキャラやテーマが変わるので、自分の好きなキャラを見つけやすいっていうのはこのジャンルの魅力だと思いますね。

アピールポイントは2つあると思っています。
1つはドラマとかアニメを見る人って多いと思うのですが、あれって1年間の4分の1シーズンだけの放送が多いじゃないですか。でも（仮面ライダーのように）1年間放送されているのって仮面ライダー、レンジャー系、大河ドラマくらいしかないと思うんですよ。

+αでスピンオフ作品や小説などがあるので、1回ハマったらハマり尽くせる程のポテンシャルを秘めていると思います。

2つ目はこれだけ作品があるので、別に仮面ライダーにハマらなくてもなにか1作品だけにハマってもすごく長く楽しめると思います。今はライダーも沢山いるし、イケメンの俳優さんとかもいると思うので、誰でも仮面ライダーシリーズのうちの1つくらいは好きになれると思います。

子供向けっていうイメージはありがちですが、そのイメージを捨てて見ると意外とハマれるんじゃないかなと思います。

ライダーによって異なるのですが、平成とかのライダーだとほぼ全シリーズ分の小説が販売されています。

まとめ直したものもあれば、後日談もあれば、特定のキャラのスピンオフもあります。

そのシリーズごとに1番おもしろくなるだろうっていうところが小説になっているのでどの本も中身の内容は全く異なります。

それは全部揃っています。

そうですね。脚本家がテレビ規制無しで、本当に描きたかったことを書いたみたいな。そうなると本当に18禁みたいな（笑）

そうですね。スピンオフが1番アツかったりするんですよね。

そうですね…。もう少しで社会人になれるので、社会人になったらエキストラ募集に1回くらい出てみたいなって思いますね。

ただ歩いている人からライダーに助けを求める役まで様々あって、なんでもいいからエンドロールに自分の名前が載っているのを見られれば、それほど幸せなことはないかなと思いますね（笑）

夢中になれるものに出会えることって、運頼みな気がしています。僕はたまたま小さい頃ハマったものがずっと続いているだけなのですが、意外と出会い自体は色んなところにある気がするので、出会いに敏感になっておくっていうこと。

あと僕はライダーを勧めてみたので気になったらとりあえず1話見てみるのが、１回やってみることが大切だと思います。それであんまりおもしろくないなって思ったら、また別のなにかをやってみるって繰り返していけば、「これは続けてもいいな」と思えるものがそのうち出てくると思うので、まずは仮面ライダーを1話何か見てください（笑）

これで1人でも増えてもらえれば・・・（笑）

そうですね。だから1回くらい見てみてもいいんじゃないかなと思います。