経験はきっかけの宝庫〜日々を紡ぎ、今を生きる〜 木村 有希さん【前編】

いつも記事を読んでいただきありがとうございます!😊

時間が経つのって本当にあっという間だなあと感じます。私は今年で大学4年生になりましたが、これまでの3年半という時間は瞬く間に過ぎ去っていきました。気づいたら4年生になっていた🫢、、そんな感じです笑
今年一年を見てみても、すでに半年が過ぎた訳ですが、みなさんはこの前期を振り返ってみて、どのような半期であったと感じますか?
また、これからを考えてみて、夏休みの間にやってみたいことや挑戦してみたいことはありますか?

このインタビューでは、人生のどのタイミングで自身の転機となる「きっかけ」が訪れるか分からない、そう実感できる内容になっているのではないかと思います。
この記事を読み終えた頃に「これからなにかやってみようかな」「一歩踏み出してみようかな」そう感じてもらえたら嬉しいです。

では早速、インタビューを始めていきましょうー!!✨

名前:木村 有希 さん(ニックネーム:ゆきむさん)
職業:教育系パラレルワーカー

パラレルワーカーとして活躍されながら、NIIGATAマイプロジェクト☆LABOの事務局長としても活動されている方です!
明るい笑顔性格で、NIIGATAマイプロを全力で盛り上げてくださっています!!


ゆきむさんって何者?!

早速ですが、ゆきむさんが普段どのような活動をされているのか教えてください!

形態としてはフリーランスとして働いていて、学校教育に関わることをメインのお仕事でやっています。
①学校教育の場で使われる教材やプログラム、ワークショップやカリキュラムの作成をしていたり、②学校の先生方の業務支援や学校組織に対する支援をしたりというものです。それとは別に③10代の子たちに向けた探究的なプログラムの提供(マイプロジェクト※もその一つ)、10代の子たちが挑戦・成長・変化できる場、そこで学び、何かのきっかけを得られるような場の提供の活動をしています。

まとめると、①学校教育の中にあるコンテンツづくり・企画づくり②学校の組織に対するサポート③10代の子たちへのコンテンツ提供という感じでしょうか!

※マイプロジェクトとは?!
詳細について気になる方はこちらに記事をご覧ください↓↓↓

教育の場で幅広く活動されているゆきむさん。
そんなゆきむさんが教育の道に進んだきっかけは何だったのでしょう。

教育のジャンルに興味を持ったきっかけは、高校生の時に海外の人に日本語を教える日本語教師になりたかったことでした。高校生の時に自宅でホームステイを受け入れていて、その留学生の在籍する高校に日本語を学ぶ過程があるのを知ったことで、自分も日本語を教える先生になりたいなと思うようになったんです。

そのため、日本語教育の過程が受けられる大学に進みました。その時の留学先がフィンランドで、教育全般のことを勉強している中で公教育(小・中・高)の分野に興味をもちはじめました。

ちなみに日本語教師になりたかったのは海外に住みたかったことも理由の一つだそうですよ!✨

幼少期の体験

海外に住む。
一度は海外生活に憧れた読者のみなさんも多いのではないでしょうか。
一方で、語学力や慣れない環境、家族や友人の存在などを考えると勇気のいる選択のように感じますが、、、

海外に住みたいと思ったきっかけはありますか?

幼少期に知人の結婚式で2週間ハワイに行くことがあって、その時の体験がすごく楽しかったことが海外に住みたいと思ったきっかけの一つにあるかもしれません。

幼少期の体験がポジティブな記憶であることが、怖さや躊躇いを超越してゆきむさんの気持ちを海外に向けさせたようですね。

その経験が、今のお仕事の中で子どもたちに楽しい経験を提供するという今の活動の価値観につながっているのですか?

つながっていると思います!誰でもフラットに受け入れることみんなで楽しむこといろんな人を巻き込むことは幼少期からの体験の蓄積ですね!

中学生~高校生の体験

ここまでは幼少期の体験をお聞きしてきましたが、ここからは中学生以降の体験をお聞きしていきたいと思います!💡

中学・高校時代の経験で今のキャリアにつながっていることはありますか??

高校生の時に“ラオスに学校を建てようプロジェクト”に参加したことが一つにありそうです。先輩方から受け継いできたプロジェクトで、私の代の時にちょうど学校を建てることができたんです。その経験から、社会は変えられるんだ、たとえ小さな一歩でも自分が動けば何かが変わるんだという学びを得られたことが今につながっているように感じます。

だから、今は子どもたちに自分が社会の担い手である自分が動くことで何かに影響を及ぼすことができるということを伝えていきたいと思っています。

社会人での経験

社会人になってから分かったこと、子供の時に抱いていた(社会人の)イメージとのギャップはありますか?

大学生のころは教育を変えたいと思っていました。日本の教育は変わらねばならないと思っていましたが、今は変えるよりもエンパワーメントしたいというのと、今ある良いものをよく見せていく・よりよくしていくためにはどうしたらよいかを考える視点になってきたなと思います。

年齢を重ねたり、いろんな人と出会ったことで自分の考えも変わってきたように感じています。

当時、そのように「教育を変えたい」と思っていたのはどうしてですか?

海外の人と接する時間が長かったり、大学で過ごした環境が海外の空気感に近かったりした(留学経験のある子や国際的なバックグラウンドを持っている人が多かった)ことで、必然と海外の情報が多かったんです。そして、そのスタイルが自分に合っていたとも思うし、海外のスタイルの方が良いと感じていたのです。

今思えば、自分にもバイアスがかかっていたなと思うのですが、あっちが良くてこっちは悪い、あっちは十分だけどこっちは足りないものがある。そんな考え方になってしまっていたような気がします。

優劣をつけてしまう思考がかつての自分にはあったかもしれないと、ゆきむさんは振り返ります。

物事の良し悪しや自分に参考になるかならないか、その人にとって最適な選択であるかどうかは見る方向と角度と状況・立場によって違うということに気づいてからは、良い悪いやそれを変えたいと思う思考をあまりしなくなったように思います。

経験に触れ、考え続けることで。

たくさんの活動をされているゆきむさん。多くの気づきがあるであろう、その生活の中で、ゆきむさんにとって印象的だった瞬間を聞いてみました。

今までの人生の中で一番自分が「変わった」と思う瞬間はありますか?

たくさんあるなあ、、、💭

一つ思い浮かぶのは、高校生の時に中国に派遣研修に行ったことですかね。
その時に出会った少女が、「あなたの幸せは何ですか?」という私の問いに、「私は普段家族と離れて暮らしているから、家族と一緒に過ごせている今が一番幸せです。」と答えたことが印象に残っています。その少女は生活が貧しく、私から見たら苦しい生活を送っているように見えていたのですが、その時に自分にとっての幸福感が転換されたエピソードでした。

家族と過ごすという「あたりまえ」とも思ってしまうことに、幸福を感じる感性があるということですね。

“happiness is not tangible, happiness is intangible”という学びでした。

読者のみなさんには、ゆきむさんの言葉をそのままの形で受け取っていただきたいので単語のニュアンスだけをお伝えしたいと思います。

tangible…触れることのできる、実態のある、具体的な、有形の、明白な、確実な
intangible…触れることのできない、実体のない、無形の、ぼんやりした

ゆきむさんのモットーは???

ゆきむさんが、一番大切にしている考え方や価値観を教えてください。

私のモットーはマハトマ・ガンジーさんの
“Be The Change” (変革者であれ。) です。
何かを変えたいのであれば、あなたが“Change”でありなさいという意味の言葉で大切にしています。

自分自身が世界を変えるフロントランナーであるという、ゆきむさんの意識が伝わってくる一節ですね。

インタビューは後半に続きます!!
↓↓↓

【後編】マイプロとともに歩む!超アクティブなパラレルワーカー!?木村 有希さん
今回インタビューした方は、NIIGATAマイプロジェクト☆LABO事務局長の木村有希(ニックネーム:ゆきむ)さん!みなさんこんにちは!アイルメンバーのみづきです。私は高校生の頃からNIIGATAマイプロジェクト☆LABO(以下:マイプロ)に...

編集後記

インタビュー前半は以上です!
取材を通して、ゆきむさんの波瀾万丈で素敵な人生の一部を垣間見ることができました。様々な土地で様々な経験をしてきたゆきむさんだからこそ言える言葉の数々に沢山の発見がありました。
特に、ゆきむさんが高校生の頃、中国に研修に行った際のエピソードは私自身直接お話をお伺いして、ハッとさせられました。。。

私事になりますが、今回アイルのメンバーとして、初めてインタビュー取材に行かせていただきました。社会人の方にお話を聞くということで、とても緊張しながら現場に向かったのですが、ゆきむさんの温かい雰囲気に助けられ、終始和やかな雰囲気で取材ができました。ゆきむさんの素敵なお人柄を感じました。
最後までお読みいただきありがとうございました!後編もお楽しみください!!

インタビュー前半はいかがでしたでしょうか??
何がきっかけで、どこに進んでいくのか、全然分からないのが人生だなあと感じるインタビューでした。小さい頃のゆきむさんの抱いていた夢も体験の数々の影響を受けつつ、教育という主軸として残しながら形を変えていっている様子が印象的でした。
今回お話を聞く中で、夢だって形を変えるものであるし、逆を言えばその夢の通りにならなくてもいい、そう思えるインタビューだったと感じます。
もっと肩の力を抜いて、こんな感じになれたらいいなあ、、、こういうことしてる時なんか楽しいなあ、、、それくらい曖昧で、あやふやなあり方でもいいのかもしれませんね。
そしてゆきむさん自身もそれらの過程があることで、今では子どもたちにきっかけを提供するというお仕事に繋がっているという経緯がとても伝わってきました!
今回お聞きしたゆきむさんさんの人生のように、人生の分岐点となるタイミングや、考え方が変わる出会いは意図せずどこかで現れるもので、経験したことが少しずつ繋がることで、その時々の「今」を作り上げるのかも知れませんね。
今を生きるを繰り返しながら、今を作り上げていく、そんな印象を受けました!
最後までお読みいただきありがとうございます!

この記事を書いた人

新潟大学医学部保健学科3年。村上市出身。
地元新潟の魅力をたくさんの方々に知ってもらいたいと思ってアイルに加入しました!
地元民も実は知らない新たな新潟の魅力をどんどん発掘して行きたいです!
素敵な街や人や文化にこれから出会えることがとても楽しみです✨

社会人インタビュー
シェアする
タイトルとURLをコピーしました