一般社団法人ホワイトベース代表 石子貴久さん|「あなたの知らない世界の扉、開けます」【後編】

後半となる今回は、石子さんに過去の経験をもっと詳しくお聞きしました。ポジティブに考えるためにはどうしたらよいのか」、石子さんのポジティブさの秘訣にも迫ります!

前半では、海外に行こうと思った経緯や、行った先での活動についてお聞きしています。世界一周のお話もたくさん教えてくださいましたよ✨前半はこちらから👇

海外で困難だと感じたこと

石子さんはこれまでの海外経験で困難に感じたことはありますか?
その困難をどのように乗り越えましたか?

海外に行くことを基本「楽しい」って感じるようにしていたので、これといった困難を感じたことがないかもしれません。失敗したなあって思ったことでも「楽しかったからいいや」って思ってしまうので。強いて言うなら「恋愛」が困難でしたね(笑)恋愛の話は機会があったら第二弾でお話します(笑)

困難にぶち当たったときのアドバイスとしては、腐るときは思いっきり腐るってことかな。腐る原因のものって目を背けてもずっと残り続けるんです。だから無理に隠したり、目を背けたりしないでさらけ出すのがいいと思います。

それは石子さんがポジティブすぎるから困難がなかったって言えるんですかね…
困難に当たってすぐ悩んでしまう人はどうやったら悩みが軽くなると思いますか?

考え方だと思います。「トライ&エラー」のエラーで止めちゃうと、「失敗した、大変だ」って悩み続けることになりますよね。エラーをしたことに悩むのではなく、「このパターンでやると失敗するんだ、じゃあやり方を変えてもう1回トライしてみよう」と考えるのが大事だと思っています。

ネガティブな考えって、そこから何も学ぼうとしてない証拠なんです。
俺も学生の時はへこむことが多かったけど、色んな経験を積み重ねたから今こうやって言えるのだと思っています。

私は嫌なことがあると引きずってしまうタイプなので、切り替えられる石子さんはやっぱりすごいです。

あとは失敗の捉え方の違いだね。
失敗したくないっていう思いは、「成功が良くて失敗が悪い」という考えから来てるものだから、ガラリと180度考えを変えて、「学ぶために失敗しとこう」くらいの考え方が大事だと思いますね。

例えば、TOEICの点数を上げるという目標があったとします。
点数が上がらなかった(失敗した)時に、この失敗を主観的に見て「ダラダラしすぎたからだ、勉強しなかった自分のせいだ」って思い込むだけじゃなくて、客観的に「じゃあどうやったら上げることができたか、ダラダラした原因は何か」と失敗を分析すると、同じ失敗は繰り返さなくなりますよね。この客観的な分析も自分の成長に関わることだから、すべては考え方次第で変わってくるんです。

確かに失敗することが悪いって考えすぎていたかもしれません。私も自分を客観視できるように考え方を変えてみようと思います!

海外に行く前と行った後の変化

海外渡航の経験を通して、今の石子さんに「活きている」と感じる部分は何ですか?

概念ではなく、実経験で「多様性」を知れた気がします。
上手くいったことも上手くいかなかったことも含めて、「日本人である自分」と「他者」を知ることができました。自分と人の「合わない部分を拒絶する」のではなくて「許容する」相手の合う部分だけを受け入れていくことができるようになりました。自分とは違う考えを持っている人への免疫や対応力を身につけることもできました。

海外だと「みんな違った生き物である」ことをなおさら実感しますよね。
石子さんの中で海外に行く前と後で変化したなあと感じることは何ですか?

「日本人」になれたことです。日本にいるうちは特に「自分は日本人である」という認識をしようとはしないんですが、海外に行くと日本人らしく振る舞おうとするんです。
その中で「日本人って何だろう」と深く考えるようになりました。

海外に行った経験がない人は国籍上では日本人なんだけど、俺は「真の日本人ではない」と思ってる。これはまた深い話になっちゃうから第三弾で話そうかな(笑)

「石子さんシリーズ」いつか実現させたいです…!
石子さんの今後の夢を教えてください。

ホワイトベースの代表としても共通してくるのですが、面白い世界の中にみんなを引っ張っていく立ち位置になっていきたいですね。色んなフィールドへの案内役、先導員という感じでしょうか。
自分がこれまでに経験したことを、みんなにも教えてあげて、ぜひ体験してもらいたいです。

学生へのメッセージ

これまでのお話を聞いて、「やっぱり石子さんってポジティブだなあ」と実感しました。
「石子さんみたいに色んな事に挑戦したいけど勇気が出ない…」って思っている学生たちにメッセージをお願いします。

勇気を最初から用意しようとすると、たぶん一生スタートしないでしょう。
最初に勇気を用意して飛び込むんじゃなくて、勇気は後からついてくるものなんです。
だから最初に勇気なんていりません。大事なのは「直感」です!

ではさらに、「これからなにかに挑戦したい」と思っている人にメッセージをお願いします!

みんながみんな同じタイミングじゃなくて、その人のタイミングがあるってことを伝えたいです。だから焦らなくてもいいんです。周りの人が色んなことをやっていて自分のことを悲観しちゃうことがあるかもしれないけど、きっとそれはその人のバイオリズム的なタイミングがその時じゃないんだと思います。

自分のことばかり考えるのもいいけど、「何かに挑戦してる周りの人を応援してあげる」のも自分の為になります。頑張ってる人に加わっていくと、自分のタイミングが回ってきたときに返ってきます。応援した分、応援されるようになりますよ!

一つ一つの言葉が今の自分にとっても刺さりました。
このメッセージが全学生に伝わるといいなあと思います!ありがとうございました!

編集後記

私が投稿する初めての記事。インタビューに応じてくださった石子さんはもちろん、最後まで読んでくださった読者の皆さんもありがとうございました!

石子さんのようにポジティブに考えることは全員が簡単にできることではありません。しかし、色んなことに挑戦し、経験を積むことで少しづつ自信がついていくものなのだと感じました。この記事には挑戦するためのヒントがたくさん詰まっているので、ぜひ多くの人に読んでもらえたらいいなと思います😊そして、この記事がきっかけとなって「勇気が出た」「何かに挑戦したくなった」と感じてくれたらうれしいです✨

石子さんが代表を務めている一般社団法人ホワイトベースのHPはこちらから👇

※記載の大学や学年は取材当時のものです

この記事を書いた人

新潟県立大学国際地域学部4年生。ライターとして活動しています。
人にいい影響を与えたいということはもちろん、私自身も成長できるような記事を書いていきたいです!
そして、読んでくれた人に少しでも「面白い!もっと読みたい!」と思ってもらえるような記事を目指します。

社会人インタビュー
シェアする
アイル
タイトルとURLをコピーしました