株式会社U・STYLE 松浦柊太朗さん|人が生き生きした豊かな社会に貢献したい

いつも記事を読んでくださりありがとうございます!今回は社会人インタビューです👀 
今回インタビューにご協力いただいたのは、潟マルシェを運営されている松浦柊太朗さんです!

潟マルシェは、鳥屋野潟のほとり「ユスリカの森」で、毎年5月から10月(8月はおやすみ)の第2日曜日に開催しています。

松浦さんが勤めるのは、株式会社U・STYLEという鳥屋野潟のほとりにあるデザイン会社。

企業、自治体、社会、地域、環境、人、目指したい未来などを対象として、デザインを手段とした課題解決や価値創出を行っています。

前編では潟マルシェについてお聞きしました。後編では、松浦さんご自身についてあれこれ伺いました!

大学生時代『サッカーと下北沢』

松浦さんは大学生のとき、どのような学生でしたか?

大学生の頃は東京の大学に通っていたのですが、小さい頃から続けていたサッカーが中心の日々でした。
毎朝4時頃に起きて、朝6時からサッカーの練習をするという、1日のメインイベントが朝にある生活を過ごしました。

4年間、下北沢でひとり暮らしをしていました。下北沢はライブハウスや劇場があったり映画の舞台になったり、美味しいご飯屋さんもあれば、古着屋さんもたくさんある、文化が集合しているような場所ですね。

あまり自炊をしていなかったので、ご飯を食べに行ったり、ライブハウスや劇場に行ったり、街をブラブラ歩くだけで本当に楽しかったです。サッカーをして大学の授業を受けて、下北沢を堪能するというような生活をしていました。

学生時代はサッカーと勉学のほかにも、さまざまな文化が集まる下北沢を堪能していたのですね!

下北沢って本当に自由で寛容な街だったんですよ。例えば、昼夜問わず楽器を背負って歩いている人やユニークな服を着ている人、お笑い芸人の卵のような人など、年齢も問わず様々なバックグラウンドを持った人がいました。

でも、どんな人がいても街はその人を排除しないというか、いろんな状況や立場の人を受け入れてくれる感じがあったので、みんな生き生きとしていました。

そんな町で過ごして、自分はどんな人が居ても良いけどみんなの顔が生き生きしていると自分も楽しいし気持ち良いなと思ったので、そういう社会に貢献できるような自分でありたいと思ったし、自分自身も生き生きしていられる人でありたいなと学生の頃から思っていました。

U・STYLEに就職したキッカケ

株式会社U・STYLEに就職されると思うのですが、これはどのように進路選択をしたのでしょうか?やはり下北沢から受けた影響もあるのでしょうか?

大きなきっかけとしては、大学時代に行なったプロモーション活動です。

学生が運営する、関東の大学サッカーに関する組織があるんですよ。プレーヤーでありながら全国大会の大きなプロモーションをやることになり、知り合いの美大生と一緒にビジュアルでPRするようなプロジェクトをしました。

例えば、当時はまだYouTube活用も今ほど主流ではなかったのですが、全試合撮影してゴール集を毎試合あげたり、イラストが得意な学生とコラボをしてオリジナルのノベルティをデザインして作ったり、PR用のアニメーションを作って首都圏にあるスポーツバーで流していただいたりしていました。

そのようなデザインを絡めたプロモーション活動をやっていく中で、デザインや創造的なもので何かを発信したり価値を高めたりする活動がすごく楽しいなと思うようになりました。

U・STYLEは母親が経営する会社でもあるのですが、たまたま近くにチャレンジできる場所があったから、そこに飛び込んでみたいと思ったのが正直なところです。

手書きの日記を書くメリット

ちなみに、新しいことを始めるときはどのように考えますか?

例えば、何か新しいこと始めるときって批判に怯えてしまったり、もしかしたらマイナスな評価を受けることが怖いと思ってしまったりする人もいると思うのですが、そういうことは考えませんか?

あまり考えません(笑)。成功しても失敗しても大したことないような小さなことを始めることが多くて、マルシェも小さく始めたけど「これが使命だ」「これをやったらビッグになれる」みたいなモチベーションではありませんでした。

「これ楽しかったな」「わくわくしたな」とか、それで何かやってみようかなということの方が自分の場合は多いですね。だからあまり失敗を恐れることがないのかもしれません。

挑戦するときは楽しかったから、楽しそうだからという理由でやってみようと思いますよね。

U・STYLEでお仕事をするなかで、何か重要なことを決めるときに心がけていることはありますか?

最後は結構直感勢いで決めますね(笑)。勢いで決めないといろいろなことを考え始めてしまって。

そういえば今年から手書きの日記をつけているんです。万年筆でノートに少しずつ書いているのですが、日記をつけることで自分は何を考えているか整理することができるし、次にとるべき行動を決めることができていると思います。

最近つけ始めた日記で頭の中の思考を整理することが、意思決定に役立っているのですね。

仕事やアイデアのメモも手書きで行っています。

メモを手書きにすると自分にしか分からない1冊のノートが出来上がるので、周りの人におすすめしています。パソコンだと誰が打ってもだいたい同じようなフォーマットになりますし。

様々な考えを手先に伝えてそれを実際に目に見える形で書いて、紙の手触りを感じて紙の音を聞いて、そんな間にいろんな思考が回り、頭がすごく整理されたりスッキリしたりするんですよ。僕は無印の100円以下の落書き帳を10冊以上使っています(笑)。

へぇー!そうなんですね。
自分は先輩におすすめされてからノートを使うようになりました。大学生になってから紙とペンから離れがちだったのを見ていた先輩がすすめてくれたのですが、いろんなデバイスとは違った良さがあって整理のされ方も異なるので、最近は好んで使ってます。

素晴らしいです!時代に取り残されないでくださいね(笑)

はい、ありがとうございます!
思わぬところで共通点があって嬉しくなりました(笑)

今後チャレンジしていきたいこと

お仕事を通じて喜びを感じるときはどんなときでしょうか?

喜びか分かりませんが、毎日充実しています。お客さんが喜んでくれたり、自分や会社のことを頼って大事なことを相談してくれたりするので、それに対して自分は何ができるか考えています。

本当に自分がしていることが正解かは分からないし、貢献できるかも分からないときが多いですが、誰かのために自分の力を尽くそうと思いますね。

どの分野でもデザインが必要とされるものはたくさんあって、本当に思いがけない出会いもたくさんあります。例えば最近は能楽にハマっていて、実際に観に行ったり本を読んだりしています。

最初はパンフレットを作る仕事がきっかけで能の勉強をするようになったのですが、そうしたら今まで能楽なんて見たことなかったのに、すごく面白いし今にも通じる本質的なヒントがあるものだと思うようになりました。

人でもモノでも文化でも、思いがけない出会いが自分の人生を豊かにしてくれたり自分自身を高めてくれたりするので、それが仕事を通じて得られる喜びです。

お仕事に関わらず、今後チャレンジしたいことはありますか?

私は最先端で新しいものに興味があるというよりは元々あったもの、本質的に価値のあるものに興味があります「家族経営」という経営方法にも関心を持っていて、家族経営の小さな規模で作っているものに注目しています。

コーヒー、パンケーキミックス、野菜なども新潟で家族経営でやっているお店から買ってますね。

時代の流れを汲み取り、その中で自分が価値を感じないものに対してはそれほど注力しないですね。

新しいものばかりに目を向けるのではなく、社会を豊かにするもの価値のあるものを後世に繋いでいくことにチャレンジしたいなと思っています。

本質的な価値があるものを追求されている印象を受けました。ありがとうございます。

学生へのメッセージ

最後に、学生の背中を押すようなメッセージをいただきたいです。

先ほど話したように人が生き生きしてる社会は幸せだなと思っていますし、自分自身も生き生きしていたいと思っています。

いろんな困難や考えなければいけないことがあってその瞬間は大変だったり苦しかったりすると思います。それでも、自分がしていて楽しいことはなんとなく察知ができるし、逆に自分が生き生きしていないことも察知できると思うんです。

みんなが生き生きとした地域で暮らして、仲間と自分でやってみたいことを挑戦しているときは本当にポジティブなエネルギーが出ていて、周りの人にもいい影響を与えているし、自分自身もポジティブな方向に進んでいけると思います!

ありがとうございます。
インタビューはこれで終了になります。お時間を取っていただいてありがとうございました!

こちらこそありがとうございました!

自然豊かな鳥屋野潟

編集後記

最後までお読みいただきありがとうございました!
インタビューを通して、生き生きとしている自分でありたい、生き生きとしている社会になるよう貢献したいという松浦さんの思いが伝わってきました。自分自身が生き生きすることができれば、自分から周りの人へも連鎖して良い影響を与えるのだなと今回のインタビューを通して強く感じました😊

※記載の大学や学年は取材当時のものです

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