
今回インタビューした方は、NIIGATAマイプロジェクト☆LABO事務局長の木村有希(ニックネーム:ゆきむ)さん!
みなさんこんにちは!アイルメンバーのみづきです。
私は高校生の頃からNIIGATAマイプロジェクト☆LABO(以下:マイプロ)に参加しており、大学に入ってからも参加しています!
マイプロがきっかけで、私の人生はより充実したものになりました。
今回は、そんなマイプロで活躍されているゆきむさんに「人生」や「マイプロ」について、インタビューしてきました。アイルメンバーは計4人でお話を聞きに行きました♪ ぜひご覧ください!!

名前:木村 有希 さん(ニックネーム:ゆきむさん)
職業:教育系パラレルワーカー
パラレルワーカーとして活躍されながら、NIIGATAマイプロジェクト☆LABOの事務局長としても活動されている方です!
明るい笑顔と性格で、NIIGATAマイプロを全力で盛り上げてくださっています!!
NIIGATAマイプロジェクト☆LABOについては過去にもご紹介をしています!ぜひご覧ください♪
はじめに
本日はよろしくお願いいたします!
よろしくお願いします!
私は本当にマイプロ大好きなので、今日インタビューできることをすごく楽しみにしていました!!
それでは早速、マイプロ関連の質問を中心に、ゆきむさんにインタビューしていこうと思います。
まず、マイプロとは何かについて改めてご紹介ください!
マイプロはまさに「マイ」プロジェクトなので、「私」が主語で始まるプロジェクト型学習です。
「これやりたい!」「こういうこと課題に思ってるんだよね。」「こういう問いがあるんだよね。」という子が、誰でもウェルカムなコミュニティが、マイプロジェクトコミュニティになります。
マイプロに関わっている理由・きっかけ
では次に、マイプロに関わっている理由や、マイプロに関わっているきっかけについて、詳しくお聞かせください!
元々、みらいずworksという団体のスタッフとして働いていた時に、そこでマイプロ担当になったというのが、一番のきっかけでございます!
業務としてマイプロと関わる中で、結構自分にフィットしているプロジェクトだなと思いました。
関わっている理由は、一つは前編でお話しした「自分の高校時代の経験の伏線回収だなあ」と思ったことですね。
あと、新潟の中では「学校」という場での探究学習ってすごく広まっているし、まあやらなきゃいけないから、みんなやるんだけど。
そこで、学校では先生一人に対して、 40人ぐらいの生徒を見なきゃいけないんだよね。その40人の探究学習や「探究したい」という気持ちを、先生一人で見きれるかと言ったら、無理じゃないですか…?
確かに、そうですよね…。
だから、どうしても「もっと探究したい!」という子が、もっとやれないでいる環境があるなと思っているんです。
「もっと探究したい!」という子たちの想いを実現できる環境をマイプロで作ってあげて、その子たちをこちらが抱えることで、先生たちの助けにもなります。
また、そういうコミュニティに身を置けることが、生徒にとっても良いことであるというような場を作れるのはすごい良いなと思って続けています。
私自身マイプロに出会ってから人生が変わったなと思っていて、まさにそのような場を提供していただいたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます!!
印象深かった出来事・嬉しかったこと
続いて、ゆきむさん自身が、マイプロで印象深かった出来事や嬉しかったことについてお話していただきたいです!
いや、本当に沢山あるな~。特に、マイプロにずっと関わってくれている大学生四人の卒業は本当に印象深かった!
マイプロがまだ新潟には浸透していなくて、参加者もそんなにいなかった時期がありました。そんな中でも、一緒に駆け抜けてくれたのが4人の大学生でした。
彼らの存在にどれだけ助けられたか分かりません。そんな 4人がこの春、大学を卒業しました。
それぞれすごく自分らしい進路・キャリア選択をしているなというふうに思いました。その瞬間に出会えたことはなんか物凄く、勝手に嬉しくなっていました。
うわ~すごく素敵ですね…!
やっぱり、「やってきたことを続ける」というよりも、取り組む中での学びや取り組む姿勢が、別のことに活きてる瞬間を見るのが、私は結構好きなのかもしれない!
それは、「自分らしい道に行ってくれてる」っていうのが嬉しいということですか?
そうだね!その人のエッセンスが、今のキャリアにすごい生きているなと思う、そういう瞬間を見られるのが、何か嬉しいって感じ。
なるほど…!
経験と経験の繋がり
ゆきむさんご自身で、「この経験がまさかこれつながるとは!」みたいなことは、結構あるのですか?
いっぱいあります!
例えば、私は高校で英語の先生をしていたのですが、数年勤めて退職しました。
私は別に、英語力がすごくあるわけじゃなくて、超プロ英語教師みたいな先生たちには到底及ばないから、英語教育の道にフォーカスした人生を歩んでいくんだろうなとか、何も考えていなかったんです。
でも最近、学校向けの英語教材を作り始めていて!
へぇ!そうなんですか!?
教材のコンテンツディレクションの仕事をこの 1年間持っていて、来年度リリースするんです。
そのオファーをいただいたきっかけが、英語教員だった経験があって、 探究的な学びも知っていて、なおかつ今先生ではない人、っていう枠で呼ばれたの!
まさにぴったりですね!
まさか、英語教材を作るなんて思ってもみなかったので、こういうところで経験が活きるんだ!と思いましたね。
素敵です…
あとは、教育ジャンル以外のイベント運営とかも沢山していて、最近はその中で息を吸うようにロジックを組むことができますね。
例えば、KAIKOU!っていうまちづくりのプロジェクトがあるんですけど、今度そのオープニングの司会もやらせてもらいますね。
その司会を任されたのは、「教育ファシリテーションを勉強してきて、ファシリテーションができるから」呼ばれていますね。
いろんな経験がいろんなことに繋がっている、そういうことばかりですね!
パラレルワーカーとしての仕事との向き合い方
今すごく幅広く活動をされていて、いろんなオファーを受けていらっしゃると思うんですけど、今まで積み重ねてきたものがすごく自分のやりたい仕事につながってきたなと思えるようになった、ターニングポイントってありましたか?
関わっている人も含めて、嫌なことがなくなったことかな?
私、「ほんとに本当にもうむかつく!」とか「これはもう絶対にできない!」っていうことが結構あるんですね。
だから、嫌な仕事は本当に嫌なの。
それでも、「できない仕事もやらなきゃいけない」とか「出来るようにならなきゃいけない」とは思っていました。
だから会社員時代は、「嫌だけど、やっている」みたいなことは多かったですね。
でもここ3年くらいは、嫌だけどやっていることはほとんどなくなりましたね~。
その嫌な時期は誰しもあるのではないかなと思うんですが、ゆきむさんなりの乗り越え方はありますか?
えーどうなんだろう…私結構マッチョ思考なんだよなー!
深く考えることはあるけど、人と比べてあんまり病まないんだよね。
多分どっかで、「まあ、いっか」と思うからだと思うの。
へぇ!そう思えるのはどうしてなんですか?
先天的なものなんだと思う。「まあいっか」と思えない人とか、突き詰めたい人は、「まぁいっか」と思わないじゃないですか。
それがすごくいいところだと思うんだけど、私はどっかで、「まぁいっか」となるんですよね。NoNogirlsでちゃんみなさんがそんなことを言ってたときに気づきました笑
※NoNogirls…ガールズグループオーディション番組。
あ~!あのシーンですね!ぴんときました!!笑
「完璧主義なのはわかるけど、真面目すぎる。どっかでまぁいっかって思うのも大事だよ」と言っているのを聞いて、「あ、私めっちゃまぁいっかって思うわ」と気づきました笑
そうなんですね~!それもすごく大切なことですね…ありがとうございます!
今後の挑戦
では続いて、ゆきむさんが今後、マイプロを通して挑戦したいことはありますか?
どうにか年齢、立場の壁を越えたいというのは二年くらい前から思っています。
それをちゃんと仕組みに落とすということを、1ミリずつでもいいから、毎年何かブラッシュアップしたいなと思っております!
なるほど、その「今ある壁」はどういう所ですか?
2年前のマイプロでは、アドバイザーとファシリテーターみたいな、高校生・学生と社会人みたいな壁があって、
「社会人は学生にフィードバックをする人であるべき」「大学生はそれをサポートする人であるべき」みたいなカテゴライズがあったんですけど、そういうのを全部取っ払いたいです!
誰でもプレーヤーになってもいいし、誰でもサポーターになってもいいし、ナビゲーターになってもいい!という環境を作れたらいいなって思っています。
最近はそれをマイプロのなかで掲げて、どこまでフラットにできるか挑戦しています。
その方がお互い話しやすいですし、アイデアもさらに沢山出てきますよね!
そうですね、別に高校生が大人にフィードバックをしちゃいけないなんてことはないじゃないですか。そういうことも、すごく思っています!
去年KAIKOU!で、 マイプロをやっていた大学 1年生の子が、大人たちにプロジェクトの作り方を教えるという講座をしたんです。そういうことをやりたいなって思ってアクションしています!
※KAIKOU!…新潟市内で開催されるプログラム。詳しくはこちらから
すごくいいですね、私も参加したいです!!
ゆきむさんの「マイプロ」とは?
続きまして、ゆきむさんが、今までやってきた活動をまとめて言うとしたら、どういう「マイプロ」だと言えますか?
私のマイプロですか~?
それで言うと自分のモットーの話に戻るんですけど、私もう 1つモットーがあって、今思い出しました。
私が大切にしている言葉で、「the line is you」という言葉がありまして、「The Line」っていう歌があるんだけど、その歌の最後のプレーズです。
私はそのフレーズがすごく好きです。
線を引くのはあなただし、あなたがすべてのボーダーを引いているっていう、「あなたが線である」っていう言葉なんですね。
「私はここまでしかできない」って思うのも、自分で線を引いているし、「ここの領域には行けないだろう」って思ってるのも自分なんだって意識するために使っている言葉です。
そういう自ら引いている線や境界を、いかに溶かして緩やかに、ぼやかしていくのかっていうのが、自分の「マイプロ」なんじゃないかなって思っています。
なるほど…。
越境体験って言ったらわかりやすいかもしれないんだけど、 越境はそこにある「線」を「越える」みたいな感じだと思っています。この「線」を私は崩したいんです。
この線を、できるだけ緩やかに溶かすっていうことが、自分のミッションなのかなと思っております。
先ほどの年齢の立場の壁をなくすっていうことと、境界を溶かすっていう点で、一貫していますね!
そうそう!
ゆきむさんにとっての「マイプロ」とは?
それでは最後に、ゆきむさんにとって、「マイプロ」とはなんですか?
私を「Unlearn」させてくれる場所です!つまり、私を学び直させてくれる場所かな!
最近自分も付き合う人たちの年齢も少しずつ上がってきて、最近は本当に、みんなにずっと学ばせてもらっているっていう感覚ですね。
今まで自分が培ってきた経験や価値観を、みんながいい意味で壊してくれているなと思っています。
そういう意味で 、自分が今まで持っていたものを、みんなが叩いてくれたり、新しく作り直してくれたりする場所が「マイプロ」だな、と最近は思っております。
素敵すぎます…ありがとうございました!
さいごに
最後に、ゆきむさんからアイルの読者や私たちにメッセージをいただいてもよろしいでしょうか!
NIIGATAマイプロは、「学校での探究学習じゃもの足りない」とか、 「学校の探究学習とは、違うテーマでやってみたい」「なにか活動してみたい」と思っている子であれば、もう誰でも来ていいコミュニティになりますので、ぜひ参加してみてほしいです!
ありがとうございます!みなさんにNIIGATAマイプロの魅力が伝わったと思います♪
本日は貴重なお話を聞けて嬉しかったです!
改めまして、ありがとうございました!!
編集後記
今回のインタビューで、ゆきむさんのマイプロに対する熱い想いに触れ、素敵な大人は素敵な場所を作るんだなと改めて感じました…。私も大人になったら、そんな素敵な場所を作ってみたいです。
これからの学生生活や社会に出てから、なかなか気が進まないこともやらなければならない時が出てくると思います。そんな中でも、自分なりに興味のあることを見つけてみたり、いつまでも「マイ」を大切に生きていきたいなと強く思いました!
さて、ご紹介いただいたように、マイプロ体験会の日付(7/19)が近づいております!
少しでもマイプロに興味を持ってくださった方や、何かやってみたいけど何をすればいいかわからない方、ぜひ参加してみませんか?
「マイ」と向き合う貴重な経験が出来るはずです♪
NIIGATAマイプロのインスタグラムもぜひぜひチェックしてみてください!

