こんにちは、みきです!
今回は、フリーランスとして広報のお仕事をされている、高橋薫乃(たかはし・ゆきの)さんに、フリーランスのお仕事や、新潟への想いについて聞きました。
新潟で働きたい方、フリーランスの働き方に興味がある方は必見です!
高橋薫乃(たかはし・ゆきの)
新潟県出身。新潟青陵大学看護福祉心理学部福祉心理学科子ども発達サポートコースを卒業。現在はパラレルワークという働き方をしながら、フリーランスとしても活動をしている。
経歴
大学時代に学んでいたこと
大学でどんなことを学ばれていたのか、教えていただけますか?
私は新潟青陵大学の看護福祉心理学部福祉心理学科子ども発達サポートコースを卒業しました。
新潟青陵大学は、社会福祉士やソーシャルワーカー、看護師などになりたい人たちが通う大学です。私はその中の子ども発達サポートコースで学んで、保育士の免許を取りました。
主に勉強していたのは、福祉と保育です。
進学したときは、子どもの頃からの夢を叶えるために保育士になろうと思って。でも、福祉や心理にも興味があり、一緒に学ぶことができるのでこの大学を選びました。
フリーランスという働き方を選んだ経緯
現在、フリーランスでお仕事されていると伺ったのですが、フリーランスという働き方を選んだ経緯を教えてください。
大学時代になんとなく「会社員という枠に捉われない働き方をしたい」「コミュニティなどを含め所属先を一つではなく複数持ちたい」という目標がぼんやりとありましたが、なかなか形にできず、実は大学を卒業してからフリーランスという働き方を選ぶまで、2度の転職を経験しています。
まず、大学卒業後、株式会社マイナビという人材サービスの会社で営業職をしていました。
大学で保育士の免許を取られたのに、どうしてマイナビさんで営業をしたいと思われたのですか?
それは、新卒の時に自分が1番何がしたいんだろうと考えて、保育士の仕事よりもいろいろな人と関われる仕事は何かを考えて、営業という仕事の存在を知り、営業職を選びました。
小学生の頃から将来の夢が保育士で他の選択肢を考えることがなかったので、営業の仕事がどういう仕事なのかということにすごく興味があって、周りが保育や福祉の道に進む中、新卒で営業職を選択するというチャレンジをしようと思い、マイナビに入りました。
マイナビではマイナビバイトというアルバイト情報サイトの営業を大体2年くらい新潟でしました。
そうなんですね!
ご自分の興味を大切にしてチャレンジする姿勢が素敵です!
その後にマイナビを退職して、保育士になりました。
マイナビの時に営業職の仕事上、仕方のないことですが、数字や売り上げを追い続けるということに対しても疲れていたし、自分は本当に何がしたいんだろうなという感じになって、1回自分の原点に帰ろうと思い、保育士になりました。
保育士では2歳児の担任をしました。
ただ、給与面や待遇面を前職と比較してしまって。担任をしていた子どもたちが進級するタイミングで退職をしました。
その後はどんなお仕事をされていたのですか?
その後、学校広報として働きました。保育士として教育現場で働いた知識と営業で働いた知識がどっちも活かせるような仕事だったことが転職の決め手です。
学校広報として、高校生に向けてガイダンスを行ったり、オープンキャンパスの運営をしたり、あとはパンフレット作成やSNS運用・ブログの執筆などもやっていました。
その後、さまざまな事情が重なり体調を崩してしまったことで、会社を退職して、次どうしようかと考えていた時に、マイナビで一緒に働いていた先輩がフリーランスで営業職をしていて、その先輩に誘ってもらったことがきっかけでフリーランスという働き方を選びました。
今どんな活動をされているのか
現在はどんな活動をされているのですか?
今は、引き続き、フリーランスとしての活動を行いながらも、半分は会社に所属するという働き方をしています。
会社は2社に所属しています。株式会社新潟家守舎という工務店コンサルやまちづくりを行っている会社では、工務店の広報支援業務を担当しています。SNS運用や見学会などのイベントサポートが主な役割です。
もう1社は、クラウドファンディング事業の企画・開発・を行っている会社です。ここではプロジェクトの審査やサポートを行っています。
フリーランスとしての仕事は、インタビュー執筆やECサイトのメルマガ作成などを行っています。また、昨年から新潟青陵大学の非常勤講師としてコミュニティビジネス実習という講義を担当して、実習に行く学生のサポートを行っています。
すごい…!いろいろなお仕事をされているのですね!
フリーランスという働き方について
先ほどフリーランスとしてさまざまなお仕事をされているとお聞きしましたが、もっとフリーランスの働き方について詳しく教えて頂きたいです!
一言で言うと、企業と業務委託契約を結び、得意なことやスキルを用いて、プロジェクトごとに業務を行う働き方のことです。わたしの場合、フリーランスとしては3〜4社とやりとりをしながら、複数のプロジェクトを行っていました。
フリーランスとしてお仕事をされる中で大切にしていることはありますか?
大切にしていることは、企業ごとにミッションやビジョン、バリューが異なるため、そこを理解して業務を進めることです。会社ごとに何をすべきか、なぜ必要とされているのか、何をしたら喜んでもらえるのかということを常に頭に置いて仕事をしています。
とても考えてお仕事をされているのが、すごく素敵ですね!
私も目の前の作業で精一杯になってしまいがちなので「それをすることでどうなるか?」を想像して行動していきたいです!
フリーランスでよかったことや、大変なことはどんなところですか?
良かったところは、自分で決められる部分が多くあること、大変なことはその分、自分で自分をコントロールしていかなければいけないことです。
例えば、わたしの仕事の多くはリモートでできる仕事なので、働く時間や場所は比較的自由に選ぶことができます。しかしその分、自分自身をコントロールする必要があり、例えば体調を崩した時のリカバリーも自分自身でしなければいけないし、そもそも働けなくなってしまうと収入もなくなるので、大変です。
とても大変そうですね!
そのような時、どうやって乗り越えられているのですか?
大変なことも含めてこの働き方を選んでいる自分の責任だと思っていて。乗り越えるというよりは受け入れて淡々とやっている感じです。どうしても大変なときは同じような働き方をしている人に相談をしたり、息抜きの時間を作ったりして過ごしています。
例えば、自分とちょっと合わないなという人もいるから、そういうところでは、なるべく自分のやり方を変えたり、接し方を変えたりというところをやって乗り越えているかなと思います。
新潟への想い
ゆきのさんは、8BANリノベーションなどのまちづくり活動に関わられているとお聞きしたのですが、なぜ新潟を盛り上げたいと思われているんですか?
新潟が好きだからというのが一番の理由です
私は生まれも育ちも新潟で、新潟の外に出たことがないので、新潟にすごく愛着があります。だからこそ、新潟の人はもっと新潟を好きになって欲しいし、新潟に来たことのない人には新潟に来てほしいと思っています。「新潟ってなにもないじゃん」という人が多いですが、「魅力がたくさんあるよ」と伝えていきたいです。
ゆきのさんは新潟のどのようなところに魅力を感じているのですか?
私の趣味が、サウナや温泉、ピクニックということもあると思うのですが、例えば、「ちょっと海辺でピクニックしたいな」という時に車で10分程度で行けるし、「山の方のサウナに行きたいな」となっても車で30分程度で行けます。新潟はキラキラした楽しいところはないかも知れないけれど、魅力のある場所はたくさんあります。
あとは、自分から楽しいことを作っていけばいくらでも楽しい場所になると思っています。例えば、所属している8BANリノベーションの活動の中に8BANPARKという立体駐車場でマルシェを行うプロジェクトがあり、そこでは、さまざなヒトやコト・モノと出会う場所を作っています。このように今あるものを活用しつつ、ヒトやコト・モノを組み合わせて、楽しく過ごすためにはどうしたらいいのかをぜひ考えてもらえるといいなと思います。
ゆきのさんが関わられている、8BAN PARKについて紹介している記事がありますので、合わせてご覧ください。
これからの目標
これからの目標を教えていただけますか?
仕事の面で言うと、複数社に所属して会社員とフリーランスを両立しながらキャリアを築いているという人は新潟で少ないと思うので、「新潟でもこういった働き方ができるんだ」ということを知ってもらいたいなと思います。
また、わたしはさまざまな組織に所属して、自分の得意なことや苦手なこと、好きなことを知りました。
今この記事を読んでいる学生の皆さんには、こうなりたいという理想を持ってどんどんチャレンジしていってほしいなと思います。そして、チャレンジをしている中で理想が変わることもあるかと思いますが、それは失敗ということでなく、形が変わっただけなので全然気にしないでほしくて。自分の軸となる理想をぜひ持ち続けてくださいね。
ありがとうございました!
フリーランスの働き方や、ゆきのさんの仕事に対する考え方がとても勉強になりました!
編集後記
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
「新潟でもこういった働き方ができるんだ!」と感じて頂けるインタビュー記事になったのではないでしょうか。新潟で働きたい、フリーランスの働き方に興味がある、キャリア選択に迷っているという方のお役に立てれば幸いです。ありがとうございました!