直感で行ったら幸せが巡り合う国フィジーに「どハマり」しちゃった話_新潟県立大学 佐藤由海さん

佐藤 由海(サトウ ユウミ)さん

新潟県立大学3年生(現在休学中)。昨年8月から今年4月までの8ヶ月間フィジーに留学。
実は英語が嫌いなのに留学!? そして現在はカンボジアに!?

こんな人にはぜひ読んでほしい

・留学・国際系のことに興味がある人
・英語がキライな人
・行動を起こしてみたい人

英語が嫌いなのに留学⁉ 留学の目標とは⁉

卒業式の写真

留学の目標は何でしたか?

1つ目は、人生をポジティブに楽しく生きるオープンマインドを身につけること、

2つ目は、大学3年生の前期の終わりという就活を始めるタイミングで、自分が何をしたいのか本当に分からなくて。
自分に何ができるのか、何をしたいのか、海外に行って広い世界を見て、多くの人と関わって決めようと思いました。

3つ目は、海外に関わる仕事をしたいと思いながらも、
英語が嫌いだったので、英語を好きになること、スキルアップをすることでした。
留学したばかりの頃のTOEICは360点でした。

嫌いなものを好きになりたいってすごい…‼

嫌いなものを続けるよりも、嫌いなものを好きになって、
好きなものを続けるほうが楽しいなと思ったんです。

素敵すぎる‼
英語を好きではない中で「留学に行こう!」と踏ん切りがついたのはどうしてですか?

ワクワクが先走っちゃって!笑
行動派な人間で、直感で全部決めちゃうところがあります。

惹かれるべくして惹かれたんですね!笑

フィジーを選んだ理由

大学に入る前から留学に行きたいという思いがありましたか?

ありました!
ただ、コロナの影響で入学当初から大学の授業にも行けない、当然留学にもいけないという状況だったので、「行きたいけど諦めないといけないかな…。」と思っていたんです。

ですが、そんな時に私の周りで留学している人がいると聞いて、「え!今って留学行けるんだ!!」と驚きました。
そして、「途上国」に興味があったのでその中から自分で留学先を探して、Instagramの広告でフィジー留学を見つけました。

自分からチャンスを探す姿が素敵です!フィジーを選んだ理由は何だったのでしょうか?

「費用」でした。自分で貯めたお金で行きたかったので「安く行ける」というのは1番重要なポイントでした。

決めた理由こそ感覚的・直感的なものでしたが、見事にフィジーにドはまりしました!笑笑

由海さんのフィジー愛を聞いちゃいました

そんな由海さんのフィジー愛を聞かせてください!笑
フィジーのどんなところが好きですか?

私の経験からになってしまいますが、フィジーはそこら辺にいる人とすぐに仲良くなれちゃうんですよ笑

留学4ヶ月目ぐらいの時に、地方を1人でプラプラ散歩していたら、
「やっほー。何してんの?」って声かけられて。

「散歩してるよー。」って答えたら、
「喉乾いてない?水飲んでいかない?」って誘ってもらいました。

日本だったら「怖い!」ってなっちゃいますね😨

本当に!日本だったらありえないですよね。
でも、留学4ヶ月目で既にフィジーに染まっていた私は、その人の家に入れてもらって、少しおしゃべりして、最後にFacebookを交換しました。

えぇ!すごい!

しかも!その1回しか会ったことがなかったのに、2ヶ月後にその人からFacebookで「私の娘の誕生日会があるから来ない?」って誘ってもらったんです。

親戚や友達、知り合いを誘っている中に日本人1人混ぜてもらいました笑

パーティーに誘ってくれた友達

パーティーの雰囲気を楽しんだり、
「君いいね〜。」って英語で話しかけてもらったり、
「フィジーの名前あげるよ。」「君は明るいから『バラ』って意味の名前つけてあげる。」ってフィジーの名前をもらったりして(フィジーにはフィジー語がある)、

初対面なのに受け入れてくれたのがとても嬉しかったですね。

すごく素敵な出会いですね!😳

フィジー語を覚えるのも楽しくて、フィジー語を話すと「わー!!知ってるの!?✨」ってなるんです。

ネイティブの英語圏だと「英語を知っているのが前提」みたいな感じになってしまうと思うので、そっち側にはない楽しさかなと思います。

幸せが巡り合う国フィジー!

由海さんのnoteを読んで、どうしても聞きたかったことがあるんです!
「Kerekere(ケレケレ)」ってどんな文化ですか?

日本語に直訳すると「共有する」という意味で、自分のものは相手も使って良いし、相手のものは自分も使って良いというような文化になります。

\ \✨由海さんのnoteはこちら!すごく面白いです✨/ /

https://note.com/su3__/n/nb62c57efe3cb

日本でのオリエンテーションのときに「Kerekereには気をつけて。自分のものも取られて相手のものになっちゃうから。」と注意をされました。

その注意は間違いではないのですが、「Kerekere」はそれだけじゃないんです。「あげる」文化なんですよね。
私は大好きな文化・考え方です。

これは日本人の友達が体験した話なのですが、フィジーではタクシーの相乗りをよくするんですけど、1人1ドル支払うところ、1ドルコインを持っていなかったみたいなんです。

だから50ドル札を近くのスーパーで両替しようとしたんですけど、その時に偶然一緒に乗っていた人が「いいよ!私払うよ。気にしないで。」って払ってくれたらしいんです。

日本では見ない光景ですね!

そうですよね!「何でお金くれるの!?」っていう感じですよね。

自分が何かしてもらったら、
その幸せを返すために自分が誰かに「あげる」、その人はまた違う誰かに「あげて」、
幸せがどんどん広がっていく。

その幸せが巡り巡って自分のところに返ってくるかもしれない。
返ってこなくても自分が助けを求めたら誰かが助けてくれる。そんな文化です。

素敵な文化…!

英語嫌いは克服できたのか…!

由海さんは英語が嫌いだったとのことですが、留学を通して好きになれましたか?

なれました!!それが自分にとってすごく大きくて。

英語で会話をすることが楽しくなったり、1人で自転車に乗りながら今日あったことを英語で考えたりして、
留学前は英語が「勉強」だったのが、「日常」になって楽しくなりました。

英語で考え事!すごい!
英語を好きになった明確なきっかけはあったんですか?

フィジーの人たちってすごく明るくて面白いんです。その人たちともっと話せるようになりたいと思ったり、自分が英語を話せなくても理解しようとしてくれたりしたところから、

英語って勉強じゃなくてコミュニケーションツールなんだと実感しました。
その瞬間が英語を好きになった瞬間でしたね。

嫌いなものを好きになるって本当にすごい!

せっかく留学したんだから「挑戦してみよう」という考え方が生まれました。
いきなりなんですけど、嫌いな食べ物ってありますか?

漬物が…嫌いです。でも修学旅行で京都に行った時に食べてみたらおいしかったです!

そう!その感覚なんです。嫌いだけど「せっかく」行ったから食べてみようっていう感覚と同じでした。
「せっかくだから」と思ってやってみたら新しい発見があって、嫌いなものを好きになることが楽しくなったり、嫌いなものに挑戦したいという気持ちが強くなりました。

由海さんのこれから

留学前は留学が終わったら日本に戻って就活をしようと考えていたのですが、
せっかくフィジーに行って英語を学んだのにそのまま就活をするのは勿体ないと思って

6月末から1年間カンボジアにインターンシップに行ってきます!

行動力‼
カンボジアを選んだ理由は何でしたか?

私は新潟県立大学でRUENGという「途上国支援サークル」サークルに所属していて、そこでカンボジアとの関わりがあったのと、

途上国の人を助ける活動をされている日本人の看護師の方にフィジーで出会って、
その方がミャンマーとカンボジアに行ったことがあると仰っていたんです。

そのことから「私ってカンボジアにご縁があるのかな。」と思って仕事を探して応募しました。能動的に働けて仕事の経験ができるという点が魅力的でした。

ここでも素敵な直感があったんですね!
インターンシップの後は考えていますか?

日本の地域と海外の地域の友好関係を築く仕事に就きたいと考えています。

高校生のときに市のプログラムで2,3日韓国に行ったことがあって。
そのとき日韓の関係があまり良くなかったんですけど、現地に行ってみたらすごく温かく迎えてくれました。

そのことから行ってみないと分からないことがあるんだなと気が付いて、
1つの地域と地域の友好を築ける仕事をしたいと考えるようになりました。

国同士の関係が悪くても人同士で考えるとそんなことないんですね…!

由海さんのおかげで世界も視野もとっても広がりました‼ありがとうございました!

編集後記

チャンスを自分から掴みにいく力が素敵すぎる‼行動を起こすことの大切さをひしひしと感じました。

そして更に「嫌いなものを好きになる」ってすごすぎませんか!?
私は嫌いなものからは逃げます。避けます。

だからこそ、「嫌いを好きになったら楽しくなる」という由海さんの考え方にハッとしました。
嫌いな数学・プログラミングに挑戦してみようかな!

やってみなければ気づけない発見がある、胸のど真ん中に留めます!

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