今回は昨年の夏にフードロス解消イベントを開催した、新潟県立大学国際地域学部3年の小熊菜幹(おぐまなみき)さんにインタビューをさせていただきました!
不安やプレッシャーがあるなかで、イベント開催を通してたくさんの経験と成長をしたという菜幹さん。
開催を決意したキッカケや苦労、得たこと、モットーなど…
この記事では、菜幹さんのインタビューを大公開‼
まず、自己紹介をお願いします。
小熊菜幹です。新潟県立大学国際地域学部3年生です。
ありがとうございます。私たち同じ中国語コースなので週4日は会っていますね(笑)
それではよろしくお願いします!
イベント開催のキッカケ
菜幹さんは、昨年の夏休みにフードロス解消イベント「天使のハネモノフェスティバル」を開催したとお聞きしました。どのようなイベントなのですか?
県内農家さんのはねられてしまう食材(形や色が原因で出荷できない食材)を使い、カフェで提供するというイベントです。
そうなんですね!たしかにはねられてしまう食材も美味しいものばかりなので、捨ててしまうのはもったいない…
開催しようと思ったキッカケが気になります。
私が小さいころから祖母が野菜を作っていたのですが、「こんな形・色になっちゃった…」という言葉をよく聞いていました。見た目だけではねられてしまう食材を美味しくいただいてフードロスをなくしたいと、その当時から漠然ながら思っていました。
大学生のうちに何かイベントを開催しようと考えたとき、一番に思い浮かんだのがフードロスのことだったので、開催しようと決意しました。
私の祖母も野菜を作っているので、とても共感します。
ちなみに、いつごろからイベント開催に興味を持ちましたか?
実は今年に入ってからなんです。イベント開催の協力をしてくださった方のひと押しもあり、開催することができました。
思い立ってから行動するまでが早くて尊敬します🙄
大変だったこと
事前の準備はどのようなことを行ったのですか?
農家さんにハネモノのご協力をお願いしたり、宣伝のチラシを作ったり、メニューを考えたり、会場の手配をしたり…準備期間は半年ほどかかりました。
特に大変だったことを教えてください。
どんな食材を使えるかギリギリまで分からないので、詳しいメニューが作れなかったことが一番大変でした。もしかしたらネギだけかもしれないと言われていました(笑)
たしかにハネモノは作りたくて作るものではないですもんね。
当日はどんな食材を用意できましたか?
枝豆と桃を使うことができました。枝豆は日焼けでさやが茶色くなってしまった「くろさき茶豆」で、クリームチーズを使ったサンドウィッチを作りました。桃は小さいけどすごく美味しくて、アイスを作りました。
枝豆も桃も大好きなので、捨てられる前に美味しく食べることができて私も嬉しくなりました!
不安やプレッシャーを乗り越えるために
一人でイベントを開催するにあたって、不安やプレッシャーなどはありましたか?
めちゃくちゃありました。InstagramなどのSNSでイベントについて宣伝したほうがいいとアドバイスをいただいたので宣伝してみたら、ありがたいことに周りからの反応や期待がすごく大きくて、「成功させなければ」というプレッシャーを感じていました。
その不安やプレッシャーをどのようにして乗り越えたのですか?
自分の中で最悪の状況をシミュレーションしておいて、これ以上最悪なことは起こらないだろうと考えていました。例えば、「当日の食材がネギだけだったら…ペーストにしてパンに塗ろう!」みたいな感じで(笑)。
「最悪の状況をシミュレーションする」すごくいい考えですね!まねさせていただきます👀
イベント開催から得たこと
イベントを通して感じたこと、得たことを教えてください。
まず、自分がイベントを開催したからと言ってフードロスが解消するわけではないと正直感じました。「なくす」ことはできないかもしれないけど、「減らす」ことは自分にもできるので、微力ながらもフードロス解消の取り組みが広がっていけばいいなと考えています。
また、イベントを開催するのが初めてだったので、いろいろな段取りをひとりで考えるのが大変だったのですが、開催後に「私もこういうイベント開催に携わってみたい」など言ってくれる人がたくさんいて、ひとりで抱え込まずにもっと周りに頼ったら、よりよいイベントになったのかなと感じました。
このイベントをきっかけに、フードロスについて関心を持つ人が増えるといいですね!「周りに頼ること」は、何事においても大切なことだと思います。
今後の目標
今後の目標などはありますか?
今度はひとりではなく、開催に携わりたいと思っている人を集めて、もっと大きなフードロス解消イベントを開催できたらいいなと思っています!
素敵ですね✨ぜひ招待してください!
ちなみにモットーとしていることはありますか?
高橋歩さんの「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。」という言葉を大切にしています。何事にも果敢に挑戦していければといいなと思っています。
素晴らしい言葉ですね。私も似た言葉で「見逃し三振より、空振り三振」をモットーにしていて、挑戦することに意味があると思っています。
学生へアドバイス
最後に、一歩踏み出せない学生にアドバイスをお願いします!
今回のイベントを通して私が学んだことは、やらずに後悔するよりも、一歩踏み出してやってみれば必ず得られるものがあるということです。失敗を恐れて挑戦を避けている人も、ぜひ勇気を出して挑戦してみてください!
緊張やプレッシャー、不安などはもちろんあるけど、あっという間に終わってしまうので、結局楽しんだもん勝ちです💪挑戦が自信につながります!
素敵なアドバイスをありがとうございます。本日はありがとうございました!
編集後記
最後までお読みいただきありがとうございました!
何事にも果敢に挑戦する姿勢や自分なりに考えて困難を乗り越えている様子を知って、心打たれました。
この記事がキッカケになって、ひとりでも多くの学生が「勇気を出して一歩踏み出してみよう」と思ってくださると嬉しいです😊
※記載の大学や学年は取材当時のものです